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注目

エピソード21 細川尚子(東京カレッジ)

 久しぶりの更新になりました。今回は迫田さんのお知り合いで、現在東京大学に設置されている東京カレッジに所属されている細川さんにお越しいただきました。ポッドキャストは spotify で公開しています。ぜひご視聴ください! ~~概要~~ 細川さんは慶應義塾大学を卒業後、アメリカのコロンビア大学、イギリスのLSEを経て、一度企業への就職を経験されたあと、オックスフォード大学で東洋学(oriental studies)の博士号を取得されました。 ご専門は言語政策、とくに現代日本における言語と国家アイデンティティの関係を研究されていいます。博士課程の時には、主に日本における外来語の取り扱いについて研究されていました。現在は多様化する日本社会の方に注目を移され「やさしい日本語プロジェクト」についても研究している。自治体の文章が、日本語ネイティブではない人にも分かりやすいよういわゆる「やさしい日本語」が併記されているのを、みたことがある方もいるかもしれません。 英米だけではなく、フランスでもポスドクを経験された細川さんには、日本の言語と国家の関係について、国際比較の視点で説明していただきました。後半ではポスドク生活の難しさについても語ってもらっています。

About

コロナウィルスによる世界的な混乱の中で、私たちが所属している大学も他の例に漏れずキャンパスが閉鎖になり、リアルで人に会って話をする機会が困難になりました。今までできたことができなくなる、そんな日常を過ごしていますが、今のような状況だからこそ新しく始められることもあるかもしれません。オンラインで授業を受けたり、古い友人とvirtual happy hourをしているうち、いつかお会いしてお話を伺ってみたいと思っていたけれど、その機会に恵まれなかった人にアプローチしてみるのはどうかと思いつきました。

大学で研究する私たちのような人間は、異なる分野の人とは大学にいても話す機会は意外とありません。近い分野の人を学会でみかけても、報告や他のイベントに時間を奪われて、11で話すチャンスは意外と少なかったりします。自宅から外に出て人に会うのが難しくなっている今だからこそ、話したかったけど話せなかった人に、研究や今後のキャリアについて話を伺う絶好のタイミングなのではないかと思いました。

そんな自分本位といえば自分本位な動機で始めるこのポッドキャストには、大それた理念はありません。ただ、話を伺ってみたかった人をゲストに迎える、そのゲストが会ってみたかった人に次のゲストとしてきていただく、その繰り返しです。そうやっていくうちに、私たち自身、考えを深める機会としたいですし、聞いていただいてる方々にも、何か心に引っかかるものが見つかり、この人に連絡してみよう、と思っていただければ幸いです。

茂木良平(ホスト)
迫田さやか(ホスト)
打越文弥(オーガナイザー)

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