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注目

エピソード21 細川尚子(東京カレッジ)

 久しぶりの更新になりました。今回は迫田さんのお知り合いで、現在東京大学に設置されている東京カレッジに所属されている細川さんにお越しいただきました。ポッドキャストは spotify で公開しています。ぜひご視聴ください! ~~概要~~ 細川さんは慶應義塾大学を卒業後、アメリカのコロンビア大学、イギリスのLSEを経て、一度企業への就職を経験されたあと、オックスフォード大学で東洋学(oriental studies)の博士号を取得されました。 ご専門は言語政策、とくに現代日本における言語と国家アイデンティティの関係を研究されていいます。博士課程の時には、主に日本における外来語の取り扱いについて研究されていました。現在は多様化する日本社会の方に注目を移され「やさしい日本語プロジェクト」についても研究している。自治体の文章が、日本語ネイティブではない人にも分かりやすいよういわゆる「やさしい日本語」が併記されているのを、みたことがある方もいるかもしれません。 英米だけではなく、フランスでもポスドクを経験された細川さんには、日本の言語と国家の関係について、国際比較の視点で説明していただきました。後半ではポスドク生活の難しさについても語ってもらっています。

エピソード2:古家士朗(ウィスコンシン大学マディソン校)

第2回のゲストにはウィスコンシン大学マディソン校の社会学博士課程におられる古家士朗さんにお越しいただきました。ポッドキャストはspotifyで配信しています。収録時点では決まっていなかった次回のゲストですが、UCアーバインで歴史学・アメリカ研究、とくにアメリカにおける軍と人種の関係を専門に研究されている竹田安裕子さんにお越しいただきます。

[収録要旨]
学部の頃より広くデータに関心があった古家さんは卒業後に富士通で開発エンジニアとして働く中で、社会科学の専門性を持つ人がいた方がいいのではないかという思いを強めます。就職前に訪れたウィスコンシン大学でゲノムデータを使った分析の可能性にも気づいていた古家さんは、一念発起して兼ねてから関心のあった健康の社会的・生物学的要因について研究するため留学することにしました。

社会学でもゲノムを使った分析は日進月歩で新しい知見が出ているフロンティアの分野です。そうした既存のディシプリンを横断する研究分野だからこそ直面する困難について、古家さんに語っていただきました。例えば、今測定されている「遺伝子のデータ」は実際の「遺伝子」ではないというお話は非常に興味深いです。

企業・ビジネスと研究双方の視点をバランスよく持ちながらフロンティアを開拓されている古家さんですが、後半(11:10~)の研究についてのお話はほぼノーカットでお送りします。是非お聴きください!


2019年アメリカ人口学会 at オースティン
2019年アメリカ人口学会@オースティン

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