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注目

エピソード21 細川尚子(東京カレッジ)

 久しぶりの更新になりました。今回は迫田さんのお知り合いで、現在東京大学に設置されている東京カレッジに所属されている細川さんにお越しいただきました。ポッドキャストは spotify で公開しています。ぜひご視聴ください! ~~概要~~ 細川さんは慶應義塾大学を卒業後、アメリカのコロンビア大学、イギリスのLSEを経て、一度企業への就職を経験されたあと、オックスフォード大学で東洋学(oriental studies)の博士号を取得されました。 ご専門は言語政策、とくに現代日本における言語と国家アイデンティティの関係を研究されていいます。博士課程の時には、主に日本における外来語の取り扱いについて研究されていました。現在は多様化する日本社会の方に注目を移され「やさしい日本語プロジェクト」についても研究している。自治体の文章が、日本語ネイティブではない人にも分かりやすいよういわゆる「やさしい日本語」が併記されているのを、みたことがある方もいるかもしれません。 英米だけではなく、フランスでもポスドクを経験された細川さんには、日本の言語と国家の関係について、国際比較の視点で説明していただきました。後半ではポスドク生活の難しさについても語ってもらっています。

エピソード12:小玉貴則(東京大学)

第12回目のゲストには、東京大学総合文化研究科先進化学研究機構にいらっしゃる小玉貴則(こだま たかのり)さんにお越しいただきました。 小玉さんは2011年に東京理科大学を卒業後、東京大学 理学系研究科 地球惑星科学専攻にて、2017年に博士号を取得。その後、東京大学 大気海洋研究所、ボルドー大学でのポスドクを経て、現在は先進科学研究機構で特任助教をされています。 ご専門は惑星学で、特に太陽系外惑星の気候推定に取り組まれているとのことです。

幼い頃から「宇宙人」の存在に関心があった小玉さん、収録日にもスターウォーズのTシャツを着ており、宇宙への興味を体から示していただきました。そんな小玉さんの研究におけるビッグピクチャーは「なぜ地球が今の地球になったのか」、これを過去の地球や、地球と似た特徴を持つ系外惑星との比較を通じて明らかにしようと研究に取り組まれています。そうしたスケールの大きな問いを掲げる一方で、日々の研究ではプログラミングのデバッグを10時間と、このコントラストが研究者の理想的なスタイルを表しているようで、一同感銘を受けた次第です。このほかにも、小玉さんによる最新の研究の知見(habitable惑星の条件)、多くの隣接領域の知識を吸収しなくてはいけないご研究の独特の難しさなどについて、貴重なお話を語ってくださいました。ポッドキャストはspotifyで公開しています。


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