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注目

エピソード21 細川尚子(東京カレッジ)

 久しぶりの更新になりました。今回は迫田さんのお知り合いで、現在東京大学に設置されている東京カレッジに所属されている細川さんにお越しいただきました。ポッドキャストは spotify で公開しています。ぜひご視聴ください! ~~概要~~ 細川さんは慶應義塾大学を卒業後、アメリカのコロンビア大学、イギリスのLSEを経て、一度企業への就職を経験されたあと、オックスフォード大学で東洋学(oriental studies)の博士号を取得されました。 ご専門は言語政策、とくに現代日本における言語と国家アイデンティティの関係を研究されていいます。博士課程の時には、主に日本における外来語の取り扱いについて研究されていました。現在は多様化する日本社会の方に注目を移され「やさしい日本語プロジェクト」についても研究している。自治体の文章が、日本語ネイティブではない人にも分かりやすいよういわゆる「やさしい日本語」が併記されているのを、みたことがある方もいるかもしれません。 英米だけではなく、フランスでもポスドクを経験された細川さんには、日本の言語と国家の関係について、国際比較の視点で説明していただきました。後半ではポスドク生活の難しさについても語ってもらっています。

エピソード19:渡邉文隆(京都大学)

 今回のゲストには迫田さんのご友人で、現在京都大学博士課程および京都大学iPS細胞研究財団におられる渡邉文隆さんにきていただきました。大学時代にあしなが育英会でマーケティングに携わった経験から民間企業に就職し、マーケティングに従事されていた渡邉さん、社会人大学院生として修士号を取得後、京都大学iPS細胞研究所に籍を移し、研究所の基金を集めるファンドレイザーとしての仕事を始めます。同僚と二人で1年間で集めることになった資金目標はなんと5億円(その後目標は10億円に)。iPS細胞という私たちの社会にとって非常に重要な研究を成功させるためにこの仕事が「絶対失敗できない」ものだとポッドキャストで回想されていたのが、非常に印象的でした。

ファンドレイジングの仕事を続けつつ、渡邉さんは京都大学経営管理大学院の博士後期課程に在籍して寄付のマーケティングを研究されています。ご研究にまつわる話では、普段混同しがちなチャリティとフィランソロピーの違い、目的が多様であるからこそ生じる、フィランソロピーのマーケティングの困難、あるいは最近知名度が高まりつつあるバースデードネーションの可能性など、理論と同様に実践が両方大切になる寄付のマーケティング研究の最前線についても、教えていただきました。

ポッドキャストはspotifyで公開しています。ぜひご視聴ください!



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